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陳情と調整。

2012.9.15

今日午後、淡路から村に戻り、パッキングを入れ替えて、夏の終わりの家族旅行へ。

移動の最中とか、寝る前とか、1人でいるときは、具体的な案件以上に、より根本的な課題をアタマで転がし、思いを巡らせる。その多くは仕事の進め方に関することだ。そこで整理された内容は、原則論として格納し、さまざまな局面で検証を繰り返している。

ものごとは、アイデアではなくその後に来る決断で前に進むとか、人は大事な場面でこそ感情と欲望で動くとか、企画の良否はその前提をいじれるかどうかだとか、僕の中では確信を持っている原則がいくつもある。今回のお題も、度々うんざりさせられている振る舞いについてである。陳情と調整。どちらも古き良き時代のいまでは使えない方法論だ。
一方的にこちらの希望を叶えてくれるよう頭を下げ続けるのが陳情。複数の意見を選択ではなく、すべてを組み込んで妥協をめざすのが調整。前者に相手の利益への配慮はなく、後者に最適解を探す努力は見当たらない。当然、スムースな解決は遠ざかる。僕は、陳情ではなく相互利益を意識した提案を、調整ではなく最良の意見を選ぶ決断を重視している。

昨日、厚労省より九州ちくご元気計画第2弾の採択内定通知。日本最大規模。忙しくなる。

仕事の仕方を考える。

大事なのは仕事の仕方。思考の枠組みを変えなければ大きな変化は訪れない。

時間は追うもの。

時間がなくなったから結論に至るわけではない。時間を追い越すべきなのだ。

PCも答は出さない。

末端と細部は必ず存在し、かつわかりやすいが、真の問題は常に深部にある。

移動する思考室。

新幹線や飛行機だけでなく、個室となるクルマも意外に考えに没頭しやすい。

by 江副 直樹 2012-9-15 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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