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働き方については、ずっと考えてきた。いまも考えている。世間では、企業に勤めるサラリーマンが、なんとなくスタンダードになっている感があるが、それはあくまでも近代の、ごく一時期の話であって。どうせなら、そんな事情とは無関係に模索してみたいものだ。

魚釣りを本業と呼ぶほど、人生の中心に置いていて、それ故に住む場所を川に近いところに定めるという酔狂を実行して、早20年弱。もっとも、いまやその川にさえ、Wi-Fiは飛んでくるご時世。もはや田舎に暮らすことはハンデじゃなく、アドバンテージと言いたくなる。僕らは、さらにこのロケーションを満喫する、楽しい働き方を探せるかも知れない。
某日。高原にヤマメ釣りに出掛けた。蕎麦も食べたかったし、なにより秋風を感じたかった。だが、この日の夕方、沖縄とのスカイプ会議が入っていた。風情ある夕暮れは拝めないと諦めかけたが、ふとスカイプなら川の側でもいけるんじゃないかと思い始めた。果たして、暮れなずむ高原で、琉球絣や花織の本質を議論することになった。やれるじゃないか。

ドライブインの駐車場の端で、iPadとiPhoneのデザリングで会議。

直前までの風景。雲を頂くのは三俣山。これを横目に帰りたくはない。

春ほどのドラマはもうなかった。わかっちゃいるけど行きたいんだよね。

念願の蕎麦は大盛り。友人たちとも楽しいお喋りを楽しんだ。

by 江副 直樹 2017-9-26 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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