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衰退の法則。

2015.12.3

今年も残すところ、あとひと月。その割には、寒さはマイルドなまま。

今度の元旦で、僕は還暦、60歳になる。信じがたい想いだが、動かしようのない事実。お世辞も含めて、若い若いとよく言われるし、年齢を伝えるとのけぞられることも度々。しかし、紛れもない初老の領域。おじいちゃんと呼ばれても仕方がない位置にいるのである。

もちろん、加齢の自覚はある。微かだが老眼だし、最近は頭頂部のボリュームが明らかに減じてきた。全速力のダッシュは、もう30年はしていない。川釣りの際も、飛び石を控えて、亀のように歩く。一方で、ささやかながら筋トレを励行したり、泳いだり、最近ではスロージョギングが日課となりつつあったり、年齢に合わせたアンチエイジングを探っている。
組織もまた衰退する。歳を取る。加齢に合わせた健康法を獲得できなければ、あっちが動かず、こっちが利かず、瞬発力も持久力も衰えて、なにより思考力が減退し、日常的な治療に労力やコストが奪われて、達成できる仕事の質量は激減する。組織のアンチエイジング、つまりイノベーションが継続されない組織は、死が待つだけ。思い当たるとこ、あるよね?

今夕から淡路へ出発。明日は4年間のプロジェクト最後の定例会議。そして忘年会。

毎秋、色をつけ、葉を落とし、すぐに芽を用意し、春には若葉をつける健康循環。

日照りが続けば乾き切っても、ひと雨でたちまち命を吹き返す苔の生命力に驚嘆。

by 江副 直樹 2015-12-3 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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