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蒼の時間。

2015.1.20

淡路の洲本で目が覚める。こちらは穏やかに晴れている。九州より暖かい。

出張先のホテルではそうはいかないが、日常迎える朝はほぼ同じペースで彩られる。まず、5時前後に起床。パジャマを脱ぎ、寝室の隣の書斎へ行き、Macを立ち上げる。今の家になって、この季節でも凍てつくようなことはない。外は氷点下でも裸足のまま。

メールやFacebookをちらりと覗いたら、一旦階段を降りてキッチンへ。この時、階段横の細長く2面に伸びる窓から早朝の外の様子が見える。晴れか、雨か、はたまた雪か。晴れなら、東の空が蒼く光り始めている頃。キッチンの前夜の食器の片付けは僕のお役目。食洗機から取り出し、収納し、拭き上げるものはそうしているうち、窓はますます蒼くなる。
コトが終わったら、コーヒーメーカーを起動して、エスプレッソをお気に入りの白磁に。それを持ってまた書斎に戻るのだが、急ぎの仕事がないときは、リビングの椅子に胡座をかき、階段横の窓を見上げる。外はまさに蒼の時間。あたりは得も言われぬ空気に支配される。音のないこの一刻は極上。呼吸はひときわ深くなる。さあ、書斎へ戻ろうか。

今日はこうげのシゴトの定例会議。事業終了間際の仕上げの時期。心して臨む。

夜明けの蒼は、春以降は寝室の窓から拝むことになる。いまは5時なら外は闇。

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リビングの椅子に座って見上げた風景。この窓は、右側の壁にも伸びているお気に入り。

キッチンから見る東の空。ごくたまに鷹が止まる高い杉の木もいまはシルエットに。

階段から見たところ。雪の日は蒼さに加えて、雪が白く輝いてより幻想的になる。

by 江副 直樹 2015-1-20 20:08 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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