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肌寒い朝。ようやく平年並み。青空の下、風が抜けていく。桜吹雪が随所に。

今日から早4月。仕事に忙殺されながら瞬く間に春は過ぎる。桜の季節は、ヤマメの毛鈎釣りには絶好のシーズン。なにはさておき、川に居なければドラマは始まらない。休日をいつにするかなんて検討は、すでに本末を取り違えている。沿うべきは自然の営みだ。

それもこれも、仕事を尊重していることがすべての災いを招いている。なにより、僕の本業は魚釣りだとずっと公言してきた。春のヤマメ、夏の鮎。稼げているかどうかを別にすれば、僕の情熱の向かう先、関心の留まる場、幸福の出所は、間違いなく魚釣りだ。もう数年で還暦を迎える身で、まだ稼ぎなんぞに拘泥するのか。わが人生に悔いあり。
そんなわけで、本日以降、僕は会社を畳み、家族とも一切の縁を切って、川のたもとに庵を結んで暮らすことにする。生活の糧は必要だから、釣れた魚で料理屋をやろう。近辺には山菜も豊富だろうから、それを付け合わせてマクロビまがいの看板でも上げて、世間を欺いて身過ぎ世過ぎとし、春夏秋冬、朝から晩まで、釣り三昧と洒落込むとしよう。

現実に戻ると、今日から3日間東京へ。仕事内容の整理整頓が必須の状態となってきた。

こんなのを毎日。

いい季節のいい時間帯に川に居ることが要。そこを起点に人生を組み立てるべき。

ヤマメ釣りの足元。

3〜5月中旬は、ヤマメの毛鈎釣りで過ごす。春先ののどかな時間は至福の刻。

鮎は友釣り。

5月下旬から待望の鮎が解禁となる。9月末まで、暑い夏が愉しみで愉しみで。

鮎の足ごしらえ。

ヤマメと鮎は、道具立てがまるで違う。近頃は、鮎の友釣りへの傾倒が著しい。

 

by 江副 直樹 2013-4-1 11:11 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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