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小雨が降っている。春の草が出始めた。早春のアイコン、ふきのとうはまだだろうか。

仕事では、まず課題解決をしたいと強く思っている。そのために、アイデアを探し、組み立てを考えるわけだが、その度にいわゆる常識との距離を測っている自分に気づく。外部ブレーンとして最も重要な客観性は、その距離感によって保たれていると思う。

良い企画とは、必ずその前提に遡り、そこにメスを入れる。多くの課題は、前提の変化に対応が及ばなくなって効力を無くし、問題を積み重ねているケースがほとんどだ。そして、その前提の集積を一般に常識と呼ぶのである。日常の暮らしの中では、それはとても便利な感覚で、普段のコミュニティ維持の基礎になっている。しかし、ここが落とし穴だ。
前提をいじるのは、新しい次元、領域へ踏み込むことだから、常にリスクと不安がつきまとう。ただ、その先に広がる希望の道に繋がるためには、ここを突破する以外にない。進んできた道の延長上で、リスクのない部分修正で活路を探しても、そこに未来はない。常識から離れて客観性を保ち、状況を俯瞰しながら答を見つけることが枢要と心に刻みたい。

今日は元気計画くじゅうNGCの打合せ。休み明けにはちくごのマッチングイベント。

遠くと全体。

日々のこと、目先のことでコトが進み安心する。ルーティンの落とし穴。

不安に負けて。

不安はイヤだ。恐怖はゴメン。リスクはカンベン。そうやって常識に墜ちていく。

朝は闇の向こうに。

常識の手前に留まるのは問題外。常識をいつも疑って超常識を旨としたい。

道は必ず開かれる。

常識の閉塞を感じ、動き出す者たち。それが若者、バカ者、よそ者なのだろう。

by 江副 直樹 2014-2-10 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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