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節目というのだろうか。我が人生を戯れに振り返ってみると、およそ10年前後で大きな変化が訪れているような気がする。20歳で大学を辞め、30歳でコピーライターになり、40歳で会社をつくった。50歳でプロデュース専業になった。僕はもうすぐ63歳になる。

福岡デザイン専門学校で講師を始めて、そろそろ20年を超える。秋から冬にかけての大阪芸術大学通いは、昨年から。日々の暮らしというのは、少しずつ変わるものらしい。この間、住む場所も変遷した。20代は北九州、30代は福岡、40代半ばで東峰村。そして大分は日田に来て6年目。2年前からは、大分市に束の間の別宅。人脈は、広く長く深く伸びていく。
ライフワークである田舎の再解釈は道半ば。花鳥風月と暮らしつつも、既存のワークスタイルを超えたいと強く願っている。しかし、ここ数年は少し怠け気味。先日、ふとしたことがきっかけで猛省。定型に収まるには早過ぎる。めざしているものはもっと先。相対に甘んじない。追うのは常に普遍でありたい。わかりづらさを恐れない。誰も見ない夢を見よう。

新陳代謝が生命の証なら、僕らもまた変わり続けなきゃいけないんだ。

モデルはない。それを矜恃としてきた。これからもそれは変わらない。

毎朝太陽が昇るように、一歩一歩前に行く。ただし、存分に楽しみながら。

宝は常に足下にある。僕らはそれを見つけ、磨き、我が物とするのだ。

by 江副 直樹 2018-9-3 9:09 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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