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そこへ来たと思った夏が遠ざかる。6月、九州は過去最多の降雨量だとか。さてさて。

最近、気がつくと、仕事の最中に食べていることが多い。いや、仕事をしながらということではなく、いつの間にか食べることが仕事の一部になっているのである。九州ちくご元気計画の数ある研究会で、試食という名の食事の機会が実に多いのだ。

直近で、農業・商業・工業・観光に亘る研究会の数は、80に及んでいる。いくつもの研究会が商品開発に取り組んでいるが、傾向として農産物加工が多く、勢い食品の試食密度は増え続ける。大半の研究会は、専任講師に引き継いでいて、僕が受け持つのはたいした数ではないのだが、立場上の巡回もあり、あちこちで美味しい幸運にありついている。
農産加工は得てして定番に流れがちだ。つまり、味噌、ジャム、ドレッシング。ここへ安易に踏み込むと星の数ほど存在するライバルと向き合わねばならない。元気計画では、コンセプトワークに力を入れて、いかに個性を磨き、差別化できるかを意識している。もちろん、コトはそれほど簡単ではないのだが、ようやく成果が見え始めてきたところだ。

すでに7月は空きがない。多忙故か、瞬発力が落ちている。休息と節制をしっかりと。

う、うまそう。

城島サンズが開発中の金山寺味噌。野菜の入った地域の伝統食でもある。

う、うまそう。

秋月とうふ家の神様がくれた石豆腐。固く閉まったこれをひつまぶしで。

う、うまそう。

上広くだもの村のいちごのタルト、のようなパイのような贅沢菓子。

う、うまそう。

大川コンセルブで生まれ、三川屋で試作中の旅出しウナギのコンフィ。

by 江副 直樹 2011-7-1 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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