クリ旅00回。

クリ旅。「クリエイティブは旅に出よ」の略。きっかけは飲み会だった。酒場で盛り上がると電話魔になるDさんが、話題に出た人気デザイナーをコールしたのが具体化の発端。もっとも、テーマそのものはここ数年、僕のアタマの中でずっと転がっていた素材だった。

これだけ世の中にあまねく存在する方法論にも関わらず、クリエイターが社会システムに組み込まれているケースがとても少なく思える。クリエイティブが前提、あるいはクリエイター参加が前提となるプロジェクトがもっと多くてもいいのではないか。なにもかもデザインするという意味ではない。感覚を司るクリエイターが、造型の手前から参加する意義。
また、政治や経済、金融など、クリエイティブと距離を感じる領域もある。同時に、クリエイターもまた異分野へ踏み込んでいく気概が不足している印象がある。そこで、大阪拠点で活躍する三木健氏と服部滋樹氏をパートナーに、さまざまな分野のキーパーソンを招いていく企みを考えた。初回は00回とし、ほぼ公開ブレストの体で、闊達な意見交換と相成った。

学校でやっている板書き投影を試行。会話の意味が伝わりやすくなる。

手前、三木氏。奥、服部氏。何を振っても淀むことなく実に楽しい。

聴衆は150を大きく越えた。MEBICのお陰で、たくさんの方々が詰めかける。

打ち上げも楽しくて仕方がない。殺人的スケジュールをこじ開けてくれた面々。