それは合法的に。

雨続き。梅雨らしい梅雨。でも、つい青空や白い雲が恋しくなる。

昨日は、参議院の選挙だった。自民党の改憲がどうだこうだとか、タイムリーなネタもある。しかし、毎回選挙では、沈痛な気持ちにさせられる。今回は投票率がわずかに上がったとはいえ、半分を少し超えたくらい。民主主義なんて、きっと幻だなと思ってしまう。

なにかと取り沙汰される、政治の動向。メディアには、有権者を置いてけぼりなんて、耳障りのいい論調もあるが、とんでもない。政治は、間違いなく、選挙で選ばれた人たちが、ルールに則ってやっているだけ。置いてけぼりなんじゃなくて、有権者が自ら無責任になっているだけ。すべては、合法的に行われている。あのヒットラーだって、選挙で選ばれた。
消極的な支持、というものがある。意思表明の放棄、不参加によって、本人はそう思っていなくとも、望まぬ状況を受け入れ、どころか結果的に支持をしたことになる。棄権が意思表示なんて、論理的矛盾も甚だしい。その意志は、永遠に政治には反映されない。政治家は有権者の写し鏡。メディアは視聴者の写し鏡。僕らは、もっと僕らを大事にすべきだと思う。

今週もまた、各地の自治体の方々との打合せが相次ぐ。カタチにできる仕事をしたい。

遠くの雲が僕らの頭上に雨を降らせる。僕らは常に当事者だ。

僕らと無関係なものなどない。政治は蝉の抜け殻以下の関心度か。