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先頃、企画段階の重要性について書いた。どんな計画も、ここでおおよそは決まってしまうから、僕らプロに頼むならここからにしてという、半ば懇願。これと強い関連を持つ類似の状況に、可視化の初期、あるいは具現化の入り口における陳腐な栄養の注入がある。

企画段階では、新しいアイデアほどイメージが伝わりにくい。見たことのないそれが、抽象的であるのは自明の理。企画が困難で難解なのはこのためだ。ここでごく少数の理解者、賛同者が現れて、発想は構想へと進み始める。多くは遠巻きに訝しげな視線を投げるのみ。アイデアは低速でじわじわと産みの苦しみを経て、ついにカタチを見せ始める。その途端。
急激に理解者とおぼしき連中が増えるが、その多くは誤解で、自分が知る既知のアイデアと思い込む。新規の構想は、適正パーツも存在しないために、常に貧弱に見える。そこで、彼らは既存の引き出しから、実績ある方法論を引っ張り出す。かくして、ようやく発芽した新種は、どこかで見たような品種に改悪される。これを、新種を殺す陳腐な栄養と言う。

本文と写真は、少しだけ関係があります。考えてください。

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by 江副 直樹 2018-3-3 7:07