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雨が上がった。朝の散歩はもうジャケット必須。木々は紅葉が始まっている。秋だなあ。

いろんな地域で活性化の仕事に取り組んだり、田舎暮らしを長く続けていると、頻繁に耳にする言葉がある。「この土地は人の足をすぐ引っ張る」といった類。これまで、すべての土地で言われた経験がある。皆さん、そこ特有の特徴だと思っていらっしゃるのだ。

そんなとき、即座にこう申し上げる。「それはこちらの特徴ではなく、他の地域もどこでもそうで、恐らく世界中がそうだろう」と。足を引っ張るのは、生存競争の中に生きる本能だと思うのだ。もちろん、それを肯定しているわけでも、諦めているわけでもなくて、物事はそれをまず前提に考えたほうがいいという話。妬み、嫉みは、どこにでもあるわけで。
もっとも、この傾向は匿名性の高い都市部より、明らかにローカルに顕著だ。人が少ないので、大きな声の方がよく目立つ。近頃は、これにSNSの存在が輪をかけている。皮肉なことに、地域性を越えるはずのSNSが、こうした半ば閉じられたコミュニティの醜さを増幅する。それだけに、発言者の意気軒昂はかえって滑稽に映る。心より自戒も込めて。

連休最終日。友人夫婦と美味しい食事とお喋り。明日は長崎松浦市でレクチャー。

雑草も美しい。

人間は感情と欲望で生きている。この厳正な事実を常に忘れないようにしている。

外来種も頑張る。

あちこちに広がるミントの草地。歴史を遡れば、夥しい外来種が根を張っている。

陰日向が生まれる。

陽が当たるところに日陰が生まれる。しかし、時が移ればそれは攻守ところを変える。

小さな花が咲く。

花が咲けば実がなる。いろんな花と実が増えれば、ローカルはもっと楽しくなる。

 

 

 

by 江副 直樹 2013-11-4 22:10