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学生たちには良く、コミュニケーションを進める最も簡単で効き目がある方法は、相手への質問だと話している。デートにしても何にしても、会話に詰まったら質問を投げれば良い。聞くことなどいくらもある。相手が不快に思うネタを避けながら、さあ切り込んで行こう。

学校にゲストをお招きするトークイベントなどでは、質問はゲストへの礼儀とわきまえるよう伝えている。ゲストに関心があることを示すのは、依頼に応え、ご足労いただくゲストに対する最低限のマナーだが、そもそも、他人の言っていることに関心を覚えないなんて、僕には理解できない。ファシリテータをしていても、聞きたいことが多すぎていつも困る。
情報は端から鮮明なのではない。知らない情報は、宿命的に像を結ぶのがおぼろげになる。質問はこの曇りを拭うのに有効だ。大小の質問によってベールは剥がれ、イメージの混濁が澄んでいく。質問は未開の領域への扉。鍵は一切掛かっていない。ひとつの扉を開ければ、また次の新たな扉が現れる。かくして、質問は延々と続くのである。聞くって楽しい。

トークセッションは、会場の質問によって一気に核心に迫ることがある。

体験もまた質問によって深掘りされる。同じ事象が問い方で変わるのだ。

レクチャーの善し悪しは、質問をしたくなることが評価を分ける。かな?

いつまでも、いくらでも聞いていたいゲストがいる。ファシリテータの役得。

by 江副 直樹 2019-3-6 14:02 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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