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豪雨の合間を縫うように、晴れ間が現れる。湿度を伴った急激な温度上昇が辛い。

親父が逝ったのは、ちょうど長男が腹に居るときだったから、もう12年前。先頃、命日に合わせて十三回忌の法要を執り行う知らせが入った。めったに実家に帰らない僕にとって、親兄弟に再会する貴重な機会だ。母親は、すでに80代後半になっている。

普段は、家族4人で暮らしていて、しかも本来の地元である北九州から遠く離れた土地に住み、仕事の変遷もあって、彼の地の人間関係はすっかり希薄になった。親族とも同様で、幾ばくかの家督は次弟に譲り、実家に足を運ぶのは年に1度あるかないか。兄弟ともほとんど連絡を取らないので、こうした法事で親族の絆をぼんやり考える。
たまに会う甥や姪は、あっという間に成長していて、世間一般がそうであるように、毎度毎度驚かされる。小学生だった男の子が、僕の背を追い越している。高校生だった女の子が妙齢の大人になっている。近況報告を交わすうち、たちまち時間は底をついて、 それぞれがまた日常に戻っていく。一期一会とは、親族も含めての真理なのだろう。

今週には梅雨は明けるだろうか。福岡や東京でそれぞれの課題をこなす1週間。

金色の本堂。

幼少時をお寺で過ごしたので、この風景に身を置くと誰より懐かしくなる。

兄弟とその家族。

時が止まることはない。皆、各自の人生で、喜怒哀楽を繰り返している。

おばあちゃんと孫たち。

子共たちと母の記念写真。僕もかつてその中にいたことがあった。時は巡る。

その後の会食。

幸い、誰もが健康そうだった。万の願いも最後はそこに帰結する。皆、元気で。

by 江副 直樹 2012-7-22 22:10