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自然の表裏。

2012.7.31

夏空が広がる中、青い空とそこに浮かぶ真っ白な雲を眺めながら、高速を東奔西走。

7月に北部九州地方を2回襲った豪雨は、いまだにその爪痕を深く各地に残している。想像を遙かに超えた連日の大雨は、何日経っても川の水量を減らすことなく、事態の異常さを物語っていた。暢気な話だが、それは鮎釣りの好適シーズンと見事に重なった。

通常であれば、20㎝を凌ぐサイズに育った香り高き魚体に遊ばれる時季にも関わらず、暴れる濁流のお陰で、結局1ヵ月近くも川に近づけない時間ができてしまった。釣りを本業とうそぶく僕にとっては、実に深刻な危機的状況であった。それでも、野生の逞しさは信じていた。現に、梅雨が明けると、友人たちから次々と鮎の復活報告が相次いだ。
災害に打ちのめされると、僕らは自然の恐ろしさを改めて思い知らされるが、一方で自然の恵みや美しさには、それ以上の喜びや感動を与えてもらっている。だからこそ、人は災害の辛さを乗り越えられるのかも知れない。ヤマメ釣りや鮎釣りをしていると、誰よりも深く強い感動に出会っている気がしてくる。自然よ、どうかどうか安らかにあれ。

明日は早くも8月。今年も残り5ヵ月を切った。いま、やるべきことを見極める。

元気だった鮎。

いったいあの激流のどこにいたのか。背びれを立てるのは、興奮している証。

鮎のはみ跡。

あちこちの岩に残る、鮎が苔を食べた跡。彼女たちのしたたかさには舌を巻く。

突然の土砂降り。

いわゆる夕立が、ご覧の通りの激しさ。雷鳴もとどろき、手も足も出ない。

日焼け止め、必須。

鮎はやはり抜けるような炎天下で釣りたい。日焼け止めは必須アイテム。

by 江副 直樹 2012-7-31 22:10