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脱線教室。

2019.5.1

20年程前から福岡のデザイン専門学校で、数年前からは大阪の芸術系の大学でも教壇に立っている。一度も習ったことがないことを、他人様に教えているという不思議はともかく、例によって、王道からは外れたちょっと変わった授業をやっている。白熱ならぬ脱線教室。

そもそも専門学校では、生徒のアタマの中を掻き回して欲しいとのオーダーだったし、大学はデザインプロデュースという造型から若干距離を置いたレクチャーだし。教科書で読めるような内容を授業で話すのはもったいなさ過ぎる。また、純粋なデザインの情報ばかり集めたって、適用領域が狭過ぎるし、未来には役に立たない。鍛えるべきは感度と思考力。
デザインの80%は思考だという確信は、年々強くなるばかりだ。思考力とは、パソコンで言えばOS 。スポーツなら基礎体力。学術なら基礎研究、学問なら一般教養に当たる。アプリもテクニックも応用研究も専門教育も、その基盤があってこそ。かくして僕の授業は、余談、雑談、脱線の繰り返し。ネットにも繋ぎ、画像動画も駆使して、脱線はさらに加速中。

脱線は、なにより自分が一番喜々とする。それにしてもね。撮影:川嶋克

いったい何を話していたのか。右のモニターに関連情報を映す。撮影:川嶋克

昨年の大芸大デザインプロデュース、3回生。勝手に教室をレイアウト。

大芸大にまつわる商品及びサービス開発。お題は決して簡単ではない。

by 江副 直樹 2019-5-1 6:06 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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