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先日、暖簾づくりと題して、ブランディングについて持論を書いた。ごくごく基本的なことだけを述べたので、もう少し書き込んでみる。ブランディングは、他所からやってきた新しいアイデアでもなんでもなくて、古今東西どこにでもある商売上の「信用」のことだ。

そして、この信用を構築することをブランディングと呼び、日本では暖簾づくりと言う。この商品なら安心、あの店なら間違いない、といった確かな信用をどんどん盤石にしていったらどうなるか?何度も買ってくれる顧客が増え、商売はより堅実になる。その商品が欲しい、買いたいというニーズがさらに高まると、顧客はいつしかその店のファンになる。
店を企業と言い換えても、地域と言い換えても、ブランディングの構図は変わらない。一般にブランド品と呼ばれているものは、ブランディングが成功した高価格帯の商品のことだが、ブランドは価格に関わらず存在する。顧客がファンに変わったとき、その目はハート型になっているはずだ。疑念は消え、信頼はいっそう厚くなる。めざすべきはここだよね。

商品やサービスを媒介とした、人間相互の信頼の醸成。難しく言うとね。

ブランドを突きつめると、結局人の営みの問題で、問われるのは生き方。

 

by 江副 直樹 2017-6-10 9:09