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はやる心を嘲笑うように、雷を伴う激しい雨が降る。釣りはお預け。

福岡デザイン専門学校の特別授業、未来デザインステージの今期最終講が急遽決まった。今年は、服部滋樹氏に始まり、三木健氏、そして今回は大阪芸術大学の放送学科長を務める岩崎富士男氏。今期は関西でまとまったが、そのレベルの高さたるや学生は幸運の極み。

元博報堂にいらした岩崎氏は、大物外タレのCM起用に先鞭をつけたり、僕が記憶にあるいくつもの名CMのクリエイティブディレクターだったことが判明。その思慮の深さ、表現の鮮やかさは、近年のクリエイターからは感じることが難しい凄みが漂っている。また、御年70を大きく越えておられるにも関わらず、頭脳明晰、感覚鋭敏、格好良すぎる大先輩。
面白いのは、ある時代の女性なら誰もが口ずさんだキューティーハニーの隠れた作詞家、クロードQご本人でもあったこと。融通無碍。加えて、カンヌでCMの審査員でありながら、優れた海外のCMに嫉妬するなど、どこまでも志とパワーの衰えを感じさせない現役クリエイターとしてのプライドには舌を巻いた。大阪芸大にお邪魔するのが楽しみでならない。

あまり自覚はないが、過去にないほどタイトスケジュールのようである。あらあら。

1度として着席することはなかった。かくしゃくとして饒舌な岩崎氏。

若い学生を前に、次々と質問を投げ掛け、自らのエピソードで楽しませる。

 

 

by 江副 直樹 2015-9-6 22:10