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19年振りというスーパームーンが東の空に。日本中が同じ大きな月を見上げた夜。

コピーライターになった四半世紀前から、ずっと胸にあるもやもや。かたちのない仕事の価値をクライアントや世間が理解するしないの悲喜こもごも。曰く、コピーがわかっていない。デザインがわかっていない。しかし、本当にそうだろうか?

提案が通らない。修正が繰り返される。挙げ句、少額のギャラという悪循環だが、その責任はどちらにあるのだろう?クライアントだろうか?僕は、ソフトの価値は、それを伝え切れた者だけが、対価を手にできると考える。アウトプットの良否の前に、インプットは正確だったのか。ヒアリングは、言葉面ではなく真意を聴き出す重要なプロセスだ。
真意は概ね隠れている。ご本人さえ気づかず、多くは伝えるべき言葉を持っていない。掘り起こし、引きずり出さねば、真意を反映した解答など永遠に返せない。悪意のない曖昧を攻めるのはプロではないと思う。クライアントが表現できない真意をかたちにしてみせること。クリエイターの存在意義はそこにある。果たして僕らは真意を聴いているか?

同じ視点で、某大組織のインナーキャンペーンを構築中。いよいよ動き出した。興奮。

何をメモるか。

何を大事な情報だと思うか。判断はこちら側に投げられている。

見えないものこそ。

肝心な要素は見えないことが多い。見えないものを見ること。

アタマを冷やして。

真意を聴くことは迎合ではない。そこには翻訳が求められる。

当たりは出るか?

クライアントの予想を超えた解答は、必ずどこかに潜んでいる。

by 江副 直樹 2011-3-20 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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