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向かいの山に山桜の大木が2本。ソメイヨシノより白が強い花びらが次々と開いている。

桜が咲く頃は、ヤマメの棲む渓流も、徐々に賑やかさを増していく。温暖な九州は、ヤマメ釣りは春が最良の季節である。特にフライフィッシングには、3月と4月はハイシーズン。1年で、最も気候が気に掛かる時節。仕事中もついつい気もそぞろになりがちだ。

僕が好むのは、ドライフライという水面に浮かせる毛鉤。ヤマメの餌となる水面を流れるさまざまな虫を模した、これまた多様な毛鉤をお目当てのポイントに運び、水中から躍り出る良型に自分の運命を委ねる。人のいない川の畔は、確かに人心を癒してくれるが、その実釣り人の胸の内は、打ち震えるような興奮にさいなまれているのである。
渓流を歩いて、美しいヤマメを手にすれば、得も言われぬ感慨が全身を貫いて、心は平静を取り戻すが、たちまち次の期待が膨張して、勝手に幸運の予兆が高まっていく。癒しと興奮の間を行きつ戻りつ。日本中の釣り人がきっと同じ気分に生きているだろう。東北はこれから雪代が出て、その後最盛期を迎える。彼らにも本当の春が訪れますよう。

生協絡みの仕事がますます忙しく難しくなってきた。相手に不足無し。望むところだ。

高原の川で。

大きい方が嬉しいが、20センチを越えると充分に楽しい。

大型のカゲロウ。

こんなサイズを食べているなら、釣りそのものは楽なんだが。

魚の行動はさまざま。

流れのあまりないポイントは、さらに釣りにくくなっていく。

ミッジという極小毛鉤。

全長が5ミリにも満たない毛鉤。これが登場するような局面もある。

by 江副 直樹 2011-4-7 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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