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毎年、5月下旬に鮎が解禁となって、たちまち梅雨がやって来る。嗚呼。

過疎の村から、街の外れに降りてきて早3年目。10年を越えた山川草木の中の暮らしに及ばないが、それでも周囲は木々は多く、鳥の声は賑やかで、初夏にはホタルも飛ぶ環境は、とても気に入っている。加えて、諦めていた野菜のおすそ分けも存分なのだ。

我が家の裏手に立派な畑が広がっていて、園主は朝から夕方まで丹精に余念が無く、季節ごとの野菜がいつも溢れている。ご本人が、レイ・チャールズに似ていると言うだけで、勝手にチャールズ農園と呼んでいるのだが、ことあるごとに、たっぷりの野菜を分けていただいている。当初、あまりに申し訳ないので、鮎なんてお好きですかと尋ねたことがある。
すると、「オレは川魚はすかん」とにべもない返事。恩返しの手立てを失ってしまった。ところが、今年になって、奥様が鮎が大好物と知れて、さっそく良型を数匹持参し、大変喜んでいただいた。我が家もこれで少しは堂々と新鮮野菜をいただけることになった。そして、僕がなにより嬉しいのは、これ以降、鮎を釣る立派な大義名分が立ったことだ。へへ。

今週は、筒井花火絡みで、目黒雅叙園ソニーPCLとの打ち合わせが控えている。

琺瑯のボウルに入れたまま、息子を連れて裏のお宅に持っていった。

気付くと裏玄関に無造作に置いてある。それを籠に入れて、しばし鑑賞。

by 江副 直樹 2016-6-1 16:04