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段取り八分。

2016.5.28

薄陽から薄曇り。朝晩は涼しいが、日中は半袖に頼りたくなる。

職人などの世界では、俗に段取り八分という。仕事の8割は、準備や仕込みで決まってしまうことを言い当てた至言。この指摘は、限られたジャンルに止まらず、我々の営みのほぼすべてに通用するだろう。ただ、その本質は作業ではなく、思考ということになる。

奇遇にも、僕はデザインについても、類似のことを言い続けていて、その付合に膝を打ったことがある。デザインワークの80%は思考だと。分野を超えて、こうした原則が導き出されるのは興味深い。肉体労働と頭脳労働という表現があるが、頭脳労働でない仕事はない。スポーツもまったくそうで、インサイドワークの優劣が結果を左右する。で、魚釣りだ。
フライフィッシングも鮎釣りも、これまた思考力が成果を分ける。釣りをする前の、観察力は段取りの大切な一部と呼べるかも知れない。仕掛けを用意する際も、考えることは山ほどある。川を想い、魚を想い、エキスパートの釣技を想う。それが、自分の釣りに変化を与え、次の釣行に反映されれば上達必至。だが現実は、毎回のんべんだらり。ダメだねえ。

2日前、某旅行系シンクタンクから突然仕事の相談があり、急遽ご来訪。ふむふむ。

鮎に限らないが、釣魚によって、道具やテクニックは独自の進化をする。

解禁からサイズアップしていく鮎に合わせ、仕掛けも徐々に大きくなる。

これが直接野鮎を捕らえる掛け鉤。4本タイプもあるが、僕は3本を愛用。

こちらは、囮鮎に取り付ける背環と逆鉤。知らない人はサッパリの世界。

by 江副 直樹 2016-5-28 22:10