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板場の包丁。

2019.2.28

このタイトルを別の言葉に変えるなら、「職権の使い方」になるだろうか。職権、つまり職業にまつわる権力は、必要なものである。丸腰の板場なんて意味を成さないのと同じ。職務を遂行するために与えられる刃物。それは鋭利であればあるほど仕事では役に立つ。

ところが、板場なら旨い料理を拵えるための大事な道具が、それ以外の目的に使われることがある。刃物は常にそうだが、他人を傷つける武器にもなる。鋭いほど、誤用の弊害は大きい。職権の濫用は、世に時折起こる喜劇だが、腹立たしい出来事でもある。職権濫用とは、板場がその包丁でもって、主人やお客を脅かすことに似ていやしないか。滑稽の極み。
これは、一般の民間企業より、どうしても行政指導、許認可権限などの公権力を持つ行政に起こりやすい。僕自身、地方のお役人から、中央官僚まで、実体験も多少ある。威張るためにちらつかされたりすると、おいおいそのために渡してるんじゃないよと言いたくなる。刃物は意識によって使途が決まってくる。美味しい料理を食べさせて欲しいと願うばかりだ。

最近、女房様から逆単身の僕に送られた牛刀。刃物って、基本好き。

二本目は菜切り包丁。常備菜の小葱を切るとき、その切れ味に感動した。

ずっと我が家のキッチンに鎮座する包丁立て。パン切りまであれば充分。

それまで使っていたグローバルの包丁。これは、カレーを仕込んだときの。

by 江副 直樹 2019-2-28 16:04 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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