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朝の風景。

2018.9.15

ここ最近は乱れ気味だが、長いこと5時起きが習慣になっていた。若気の至りの夜更かしは、人並みに経験もしたけれど、押し並べて朝型だ。夜明けから早朝に満ちる空気は、その後のそれとは別物と思っている。この時間にしかない特別な物質が存在しているはずだ。

半ば冗談に、そんな戯れ言を言うのだが、それほど僕にとって朝の時間は特別に感じる。これに輪をかけているのが、その時間に目に入る風景だ。目覚めて最初に見る外の景色が、灰色のコンクリートか、瑞々しい木々かで、1日のはじまりは大きく違うような気がする。もう20年近く、緑豊かな田舎に暮らしている。日々の朝散歩はそれを味わうための一刻だ。
いま棲む日田は6年目。その前の東峰村ほどの絶景は望めないとしても、家の周辺はそれなりの山川草木、ホタルも飛べばフクロウも啼くロケーション。起き抜けに、書斎で珈琲を飲んだら、お隣の広大な神社とその周辺を、毎朝ウロウロする。四季折々、変化を見せる自然の中を30分程の渉猟。僕の思考と感覚のアイドリングは、こうして安定するのである。

夏。7時を過ぎると気温が上がり始める。ヒンヤリとした空気と光。

秋。もう2ヵ月もすれば木々は色を帯びる。眼福とはこのことだろう。

冬。予感がすれば前の晩からドキドキ。この朝はしてやったりの情景が。

春。胸躍る桜を初めとして、百花繚乱の一時。季節は肌で感じたい。

by 江副 直樹 2018-9-15 20:08 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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