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暖簾づくり。

2017.5.27

この言葉を聞かない日はない。なにか大仰な響きがある。やたらたいそうなコトのように思える。英語だから、外国から来たアイデアなんだろう。昔は聞かなかったから、近代の新しいビジネス手法なのではあるまいか。取り敢えず、自分とは無関係としておこう。

そんな反応をしている人もいるやも知れぬが、その中身はずっとずっと前から、洋の東西を問わず存在している、人間の営みにはごく自然の摂理だ。日本で言えば、商いは信用が命という格言なら、誰もが知っている。営々と続く商売を俗に老舗と言うが、その伝統を絶やさないことを、これまた暖簾を守るという言い方をする。そう、ブランディングはこれ。
正確に説明すれば、築き上げた信用がブランドで、築こうとする行いがブランディング。デザインなんていう言葉はなくとも、自ずと商品デザインがあり、情報デザインがあり、空間デザインがあったはず。webも通販もなくったって、良き店は、良きデザインを持っていたはず。言葉が違っただけで、概念と手法は当然存在した。世の真理はそうは変わらない。

時代によっていろんなことが言い換えられる。惑わされないこと。

誰かさんが、古いコトを新しく見せているだけ。ややこしいなあ、もう。

by 江副 直樹 2017-5-27 20:08