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日の出の頃。

2012.12.13

朝、氷点下の厳しい冷え込みが続くが、明日から週末かけては温むと聞いた。

夜明けがすっかり遅くなった。真夏に比べると、2時間以上のズレがある。起床は、夏も冬も5時起きだから、季節変化は如実に感じる。起床時、朝とは名ばかりで、どう見ても夜である。裏山に続く山道に出て、用を足す頃、晴れていれば空には星が瞬いている。

センサーライトに照らされて、霜がキラキラ光るのもそんな朝のお馴染みの風景だ。日課の食器拭きを終えても、まだまだ外は真っ暗。すぐには撮影もしようがなく、デスクに座り、メールやFBのチェック。障子の向こうがボンヤリ明るくなるまで、仕事の準備をあれやこれや。そうこうしているうちに、外の風景が気になり始め、矢も楯もたまらず階下へ。
それでも、山の端に太陽がせり上がってくるだけで、周囲のどこにも陽は差していない。光量不足で、シャッターも押しづらい。いまの時季なら、8時近くになったほうが案配はいい。暖かい季節は、陽が上がると途端に風景は平板になるが、冬の光は万物に息吹を与えるが如しで、たちまち生き生きとしてくる。日の出の頃、僕はこうして昂ぶっている。

今週を乗り切ると、お出掛けがぐっと減って、長めの冬休みのイントロが始まる。

向こうに朝陽。

この曖昧な時間も気に入っている。本番前のリラックス感、ノンストレス。

すべてシルエット。

これはなんの葉だろうか。枯れていて、虫喰いで、でも表情はたっぷり。

徐々に陽が上がる。

暖かな部屋からじっと眺めてみたいのだが、生憎部屋からは見えないのだ。

明るくなってきた。

野ブドウの朝露が美しい。光が横から差してきた。空の碧さが強まってくる。

by 江副 直樹 2012-12-13 22:10