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朝は霧雨で、午後からは雨粒が大きくなって、夜も窓を濡らしている。梅雨の盛り。

僕は幼少期、佐賀平野の真ん中に住んでいた。周囲はクリークが網の目のように伸びて、それぞれの流れに個性があって、棲んでいる生き物も違っていた。鮒が付く川、ザリガニが多い川、ホタルが舞う川といった具合。脳裏にはいまもさまざまなシーンが焼き付く。

小さい頃に大脳の基礎ができる。PCで言えばOSがかたちづくられる。そして、豊かな自然の中でこそ良質のOSが育まれると、昔から勝手に思っている。だから、子供を育てる場所は田舎でとボンヤリ考えていた。もっとも、実を言えば、田舎に越した途端、授かったという展開で、なにも計画性はなかったのだが、結果2人の子供を山奥で育てることになった。
いま、13歳の長男は、片道3㎞以上の道のりを何年も歩いて登校したし、自然の長所も短所も存分に経験した。6つ下の次男は、小学校入学と同時に日田市内に越したので、長男ほどの自然まみれを体感していない。それでも、市内とは言え、回りは緑が多く、小動物には事欠かない。子供の本能か、見つけると必ず捕まえたがる。先生はここにもいっぱいだ。

学校関係も含め、ポツポツとレクチャーの依頼をいただく。ありがたいことである。

登校前に突然。

家横の細流にカワニナを見つけ、さっそく捕獲に入る次男。ま、逃げはしないけど。

ホタルの餌。

ホタルの幼虫は、これを食べるんだぞと教えると、驚きつつも目はキラキラ。

カエルはどこだ。

田植えの手伝いに来たはずが、数本植えたと思ったら、カエルを追って邪魔ばかり。

捕まえたっ。

何度も逃げられ、やっとの思いで捕まえた一匹。もちろん、持ち帰って飼う羽目に。

by 江副 直樹 2014-6-26 23:11