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8月も下旬に入ると朝晩は、秋の気配が忍び寄る。日に日に蝉の声が減る。

ここ10年くらいだろうか、比較的大きなプロジェクトを動かすとき、数多くの人たちと仕事をするようになる。同時に、それは組織に籍を置く方々の比率が増えることでもあった。行政や大企業の方々も多い。そこでぶつかる共通の振る舞いがやたらと気に掛かる。

僕は、仕事と呼ばれるものは、なんらかの課題の解決を図ることだと考えている。それはプロジェクトに関わる人間ならば1人の例外もない。ところが、皮肉にも効率化のために採用された分業が、いつの間にか全体への参画意識を阻害する。また、やはり効率化をめざして組み上がった指揮系統が、指示待ち体質の病根になる。縦割りと事なかれ主義の誘発。
自らの提案はいつもできるはずだが、ついに指示がなければ動かなくなる。そして、これはなにかと似ている。ニーズニーズと喚いて、自分の意見を後回しにするあの感覚。マーケットを探る前に、自身はどうだ?まず、そのアイデアを世に問うべきではないか。ニーズを調べることとニーズに従うことは根本的に異なる。話は指示からニーズとの類似に至った。

今日は1日、COOP WEBLABOの打合せ。夜は小倉ヒラク君にご飯食べつつ取材を受ける。

流されるのはそりゃ楽だろう。しかし、その先が真の幸福であったためしはない。

他人の意見、希望、指示を聞く前に、自分のそれはまとめておこうじゃないか。

 

 

by 江副 直樹 2015-8-21 22:10