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竹田からの帰路、霧と雨の中、瀬の本を越える。美しい朝。

旧知のプロデューサー、相澤久美氏から電話が掛かった。クランクアップした映画のプロモーションの真っ最中だが、コピーが定まらない。なんとかしてと、エマージェンシーコール。この映画とは僕も多少の因縁がある。どれどれと腰を上げたのは、まだ春浅き頃。

鹿児島の知的障害者施設、しょうぶ学園。その日常を撮った映像ドキュメンタリー。タイトルを「幸福は日々の中に。」とし、いくつかのコピーを書いた。大きな修正もなく、ほぼそのまま決まっていった。学園を率いる福森伸氏と会ったのは、20年程前だったか。福岡市のギャラリーに出展しており、福祉関係のそれとわからない作品と展示に強く共感した。
その後、少しだけ仕事らしきこともしたが、学園は福森氏の斬新な運営で、全国区の注目を集める施設になった。前出の相澤氏が繋がり、その友人だった茂木綾子氏とパートナーのヴェルナー・ペンツェル氏が触発され、映画制作が実現した。不思議なものだ。「普通という曖昧な海を泳いでいるみんなへ」。僕のお気に入りはこのサブタイトル。ぜひご高覧を。

7/2渋谷シアター・イメージフォーラムにてロードショー。日田は7/16にリベルテで。

布、木、土のクラフト。園内では蕎麦屋、パン屋、レストランが人気。

デザインは、教え子でもある吉田朋史。7/17はリベルテでトークも。

by 江副 直樹 2016-6-25 22:10