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盆地気候は朝は涼しい。出発が早いときは、早朝にジョグ。コツコツと。

豊後大野の臼田邸に泊まった翌朝、クルマに乗って予め予定しておいた川へ向かった。祖母傾を源流とするその川には、春から初夏まで何度かフライロッドを持って足を運ぶ。水質はピカイチで透明度は群を抜く。そこに棲むヤマメと同じくらい魅力的な場所なのだ。

臼田邸からはすぐそばで、訪れる人も多くない。僕は夕方しか行ったことがなく、朝の風景は見たことがなかったのだが、真夏のそれは、さぞかし美しかろうと想い描いていた。今回はその絶好のチャンス。寝ている妻子を起こさないよう部屋を出た。外気はまだ涼しくて、窓を開けて走った。朝陽が林間に差し始めていて、それを受けて朝露が煌めいている。
途中、広く視界が開けている場所があり、目の前に祖母傾の山群が威容を誇り、足下からは谷に向かって棚田が広がっている。そこを過ぎれば、直に川だ。最後の杉林を抜けると川に架かる古い橋。いままさに、下流側から朝陽が流れに落ちてくるところだった。上流側は川面と山肌に光が当たり始めていた。初めてなのに想像通りの絶景。心地よい朝だった。

この日は、竹田で仕事。市長との面談後、もう一度川に浸かってから会議に臨んだ。

どれがどの山か、ホントは良くわかってないんだが。赤とんぼがいる。

とても初めてとは思えないほど、イメージ通りだった。この既視感ったら。

この日は増水していたが、透明度はいつものそれ。こんな川がそばにあれば。

昼、どうしてもやりたくて、雑誌を持って足を浸けながら念願の読書。

by 江副 直樹 2016-7-27 22:10