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久しぶりにまとまった雨。降り続いて川はお湿りを超え、嵩を増し、色を変えた。

日常的に川に通っていると、川の表情の変化には驚かされることが多い。また、そこにヤマメやアユといった魚類、さらにはその餌となる昆虫や苔まで絡んでくると、生態系の奥深さも思い知らされて、僕はただそこで遊ばせてもらっているだけなんだと得心する。

初夏の梅雨、晩夏の台風では、川はとてつもなく暴力的な顔を見せることがある。雨が降り続くと釣りには行かないが、フィールドの近くに暮らしていると、増水して人々の暮らしを脅かすほどのシーンも時に目にする。釣りで見る健やかな川とは、別次元の景色がそこにはあって、ゾッとしたことも一度や二度ではない。2年前の夏は避難生活も経験した。
昔、乗用車よりも大きな岩が、雷鳴のような音を立てて、川を転がると聞いたことがある。わが目でも、コンクリートや金属でできた橋が、模型のように崩れたり、飴のように曲がってしまった情景を見た。なのに、2〜3日もすると、流れは平水に戻り、そこでは何事もなかったように、魚が釣れるのである。天国と地獄。川は禍福を孕みながら流れている。

今週末は、ヤブクグリの第2回総会が開かれる。HPも完成し、次なるページへ。

川幅いっぱいに。

大雨の後、上流のダムが放水し、河原まで濁流が流れていく。音がさらに怖い。

これは平水時。

普段はこの幅で流れている。ここかしこにアユが付いているはずだ。釣りたい。

その下流部。

見えているはずの河原の石もすべて濁流の下。こんなときアユはどこにいるのか。

快晴時の流れ。

まるで別物。真夏の真っ白な雲の下。友釣りは、きつい日射しを受けてこそ。

by 江副 直樹 2014-7-4 22:10