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深まる秋。肌寒くて、もう短パンは履けない。分母庵のヒーター稼働ももうすぐ。

田舎暮らしの最大の恩恵は、新鮮で美味しい食べ物が簡単に手に入ることかも知れない。僕が住む福岡県朝倉郡東峰村は、いわゆる山村で、平地が少ない。田圃の大半は、棚田と呼ばれる階段状のそれで、美しい手積みの石垣に守られている。

標高が高く、寒暖の差が激しいので、お米が美味しくなる道理。20代、実家の米屋を7年半も手伝っていた僕だが、その実お米の旨さはよくわからなかった。それが、ここへ越して、玄米を口にしてその差が身体でわかった。それまで、時々食べていた玄米とは、まったくの別物だったのだ。以来、わが家はずっと玄米中心の暮らしになった。
新米ができると、大家のいーちゃんから60〜90㎏をいただき、それが底を突くと造園屋のシゲちゃんから、 追加をいただくのがここ数年の習わし。これから子供が大きくなるにつれ、お米の消費量はどんどん増えるだろう。風景としての棚田を眺めながら、そこに実ったお米をいただく。なんと贅沢な生活だろうと改めて思う。感謝。

今日は久しぶりに1日3ヵ所で研究会や講義。明日は、たくさんの人を前に話をする。

稲刈りが終わった谷。

朝、散歩の途中に分母庵前の谷を見下ろしてみた。

届いたばかりの新米。

新米は玄米じゃなく、5分搗きくらいだとさらに美味しい。

by 江副 直樹 2010-10-4 23:11