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晴れ間が出たり、少し降ったり。ムラサキツユクサが咲き誇る。秋口が盛りだったのか。

9/21から25日まで、日田の大原八幡宮は、仲秋祭が催される。一般には、日田放生会(ほうじょうえ)として知られる祭り。残暑の余熱が冷めて、ようやく朝晩が涼しくなる頃、いつもは静かな境内も参拝者が相次ぎ、参道には夜店が数百メートル並び、人で賑わう。

ここに住んで初めての仲秋祭。期間中のある夜、ワインを飲んでいると、しきりにお囃子と太鼓が響いてくる。何があっているのか、気になって裏道から境内に上がってみた。夜神楽だった。毎朝、前を通っていた建物は、神楽殿だったことを知らされた。涼風が吹き抜ける境内に、なんとも心地よい音色が回る。久しぶりの神楽、思わず見入ってしまった。
昔、キャンプに行った耶馬溪の奥で、地域の神楽を見た。木立の間に建った小さな神楽殿で、地元の方が舞う地味なものだったが、始終鳥肌が立った。間近で見るのはそれ以来。前の週に観劇した歌舞伎と類似の感動。この細胞の中に染み入るごとき感覚はなんだろう。境内のような場所に拠点を持ったことに、改めて幸運を感じたものだ。来年もぜひまた。

連載原稿、毎月の俳句、その他諸々の〆切が迫る月末。来週は久しぶりに東京へ。

演者登場前のお囃子が境内に響く。暑くもない寒くもない神楽の夜。

自宅のすぐそばで立派な神楽が見れるなんて。右手の森の下はもうわが家。

シンプルこの上ない音曲と舞。なのに、不思議なほどにズンズンと胸の奥に入り込む。

大鳥居から西に1kmの参道が延びる。その一部に夜店が並び、近隣の皆さんで賑わう。

by 江副 直樹 2014-9-27 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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