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青空に真っ白な雲がぽっかり。梅雨明けはまだ先だが、時折見える夏。

東京に行ってきた。目黒雅叙園で7月と8月の2ヵ月間開催される「和のあかり×百段階段」に、筒井花火が出展するので、その準備とプレオープン対応のために久々の上京。昭和10年建築の東京都の有形文化財である百段階段を舞台に、36の出展者が美を競う。

間断なくさまざまなオファーが届く筒井玩具花火製造所。すべてにお応えしたいところだが、それもままならず今夏のメインイベントは、ここ目黒雅叙園に決まった。エントランスから3号館に向かうエレベーターに乗り込むと、螺鈿造りの壁に目を奪われる。扉が開くと、目の前が筒井花火のブースだ。東の線香花火の手染め和紙が櫓から何層も下がる。
その最奥部に大きなモニターが横たわっており、そこでは今回コラボが実現したソニーPCL撮影編集のハイレゾ+4Kの高画質映像で、線香花火の一生が映し出される仕掛け。照明を落とした中で、展開される映像は想像以上に胸に響く。その先の百段階段への行き帰り、風に揺れる手染め和紙とともに線香花火の光と音が、夏の思い出になれば嬉しい。

明日は、九州中から集まる組合員理事さん相手に、COOP WEBLABOをプレゼン。

櫓に貼り付けられた線香花火と同じ手染め和紙。美術さんの手際に感嘆。

別の壁面には、額装された東の線香花火。表層の伝統賛美にはしたくない。

こればかりは、本物を観て聴いていただくしかない。せめてその雰囲気を。

メディア向け内覧会は大盛況。花火職人、筒井良太氏の手慣れた解説。

by 江副 直樹 2016-7-3 22:10