ここから本文です

伝統の行方。

2016.4.14

今夜、熊本を震源とする地震。マグニチュードは7とも。九州よおまえもか。

東京に行った。先月からプロデュースが始まった筒井時正玩具花火製造所の夏季イベントの下見。イベントが行われるのは、老舗結婚式場の目黒雅叙園。昨年から始まった「和のあかり展」は、東京都指定有形文化財である雅叙園の百年階段がその舞台だ。

青森ねぶたや秋田竿燈、柳井金魚ちょうちんをはじめ、草木のあかりや江戸風鈴のライトアップなど、夏のほぼ1ヵ月を使って大勢の来場者を集めた。今年は、会期を2ヵ月に延ばし開催が決定しており、筒井花火がありがたいオファーをいただいたのである。伝統を出自とするモノづくりを、どれだけ伝統から離れて本質を表現できるか。絶好の機会。
展示は室内故に、実際のパフォーマンスはできない。思い浮かんだのが東京大学大学院工学系研究科、航空宇宙工学専攻の井上知博特任准教授の手になる映像だった。高感度熱センサーと超高速度撮影が可能な特殊カメラを用いた実に興味深い映像がある。まるでCGを思わせるスペクタクル。コラボの形を探って興味が尽きない。果たして本番や如何に。

熊本は益城町を中心に大きな被害。速やかな復興を願いつつ、仕事も待ったなし。

百年階段のひと部屋。左パーカーが担当のH氏。背中は造形作家の川村忠晴氏。

中庭では、滝を眺めながら線香花火を楽しんでいただくプランも浮上した。

今年2月。井上氏にフランスの大学教授を交え、美と物理について歓談した。

こんな数式さえ、オブジェとして面白い。意味はサッパリわからないが。

by 江副 直樹 2016-4-14 22:10