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世間はお盆だ。台風の襲来が早まる昨今、その余波の雨に見舞われる。

その道の王道を歩いて来たわけではないが、気づけばクリエイティブの領域にどっぷりと足を漬けている。習ったわけでもないのに、あちこちで教えていたり、我ながら不思議な心持ちがする。企画や表現について、ああでもない、こうでもないと考える日々。

クリエイティブとはつまり、デザインとか、コピーとか、写真とか、そんな専門性の高いスキルを駆使して、タイムリーな切り口を探し、相手に届く表現に心を砕く感覚的仕事のこと。僕はプロデューサーなので、クリエイティブに止まらず、その手前の部分から、事業全体のあれこれを考える立場にあるのだが、企画と表現がほぼその善し悪しを決めてしまう。
そんなことを20年もやっていると、なんとなく気づくことがある。結局僕らは、伝えるべき内容を決めたら、それをいかに適切に言い換えるかを考えているだけなのではないか。クリエイティブ=創造的と言いつつ、実は人の営みの中で生まれる由無し事を、その時代や相手に応じて、最適な企画と表現を探しているだけなんだと、改めて再認識するのである。

休みの間は、山積の宿題に立ち向かうことがお約束となっている。この数日もまた。

表現には旬があると思う。その瞬間に最も伝わる言葉や視覚がある。

道具が企画や表現をやってくれるわけではない。根本はなにも変わらない。

 

 

 

by 江副 直樹 2015-8-13 22:10