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子供の頃からだろうか。ハードワークを好まない傾向がある。ただ、怠け者とは少し違う。対象によっては、延々と入れ込んで多大なエネルギーを注ぐ性癖も併せ持っている。長じても、ワーカホリックは毛嫌いしてきた。忙しさに価値を置く感覚は、僕にはまるでない。

近頃、一般の人とは異なる生き方だと改めて自覚する。川に近い田舎に住んで、生業はプロデュースという希な仕事。マイペースでやってきたが、最近ふと我を顧みることがある。すべてをノンビリやることは、果たして善なのか?世間の物差しに近づく気はないが、これまで続けてきた公私に亘る思考やその可視化や体系化もそれでいいのかと感じ始めたのだ。
加齢によるものか、天から与えられたミッションがあるような感慨に囚われることがあり、それには全力で取り組むべきなのではとの自問が湧いたりするのである。つまり、ハードワークそのものが忌むべきものではなく、何に対して全能を傾けるかが枢要だろうと今更ながら振り返ったりしてみたり。そう言えば、作家開高健もこう宣うたものだ。悠々と急げ。

思考の継続、その整理、体系化を経て、はじめて可視化が実現する。

鄙にひっそりと生きることの否定ではない。世に問うことの是非。

by 江副 直樹 2018-10-2 12:12 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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