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曇りの朝。湿度は高めで、涼しさもいまひとつ。不調の鮎釣りは潔く納竿としよう。

ここ数年、仕事をしていて、ずっと胸の奥にまとわりつく違和感がある。それが最近、少しだけ原因が見えるようになった。言わば、曖昧さの排除、直観の軽視などと類似のテーマ。周到な準備と綿密な計画、寸分の狂いのない実行こそ最上とするイヤな空気。

これまで経験した国の助成事業では、提出したプラン変更が強く否定されることがある。曰く、「プラン通りに進めるように」。助成事業は、想い描くプランを提出し、審査の上、採択の当否が決まる。実行段階に入ると、予想を超える多様な状況が現れ、現場に合った改善案が生まれ、実施計画が編まれる。ごく当然のことだと思うが、これが拒否される。
変更を上司や会計検査院に説明する力量不足。成果が上がるべく再構成された実施案が陽の目を見ず、成果の乏しい消化が強要される。意欲ある現場のジレンマたるや想像を絶する。課題は創発の繰り返しで解決される。事務手続きの蓄積では結果は出ない。当意即妙のアドリブ力こそが、予想不能の現実を切り拓くのだが。そこに未来を託す知性と感性が火急。

新たなプロジェクトがスタート。こちらは創発の固まりのようなモノつくり。楽しみ。

公金の有効活用を。

一国民として、関わる公共事業を見ると、腹立たしい矛盾が山ほどある。

感性の愚鈍が哀しい。

尊きものは曖昧でバラバラで不連続という至言を、彼らは理解できるだろうか?

必要なのは五感の総動員。

左脳だけで考える愚を捨てなければ、この国には泣きたくなる未来しか残るまい。

すべては鏡だけれど。

耳障りのいい政治家では官僚組織を覆せない。問題は結局我々の中に巣喰っている。

by 江副 直樹 2014-9-15 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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