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胡散臭いと言うと、少しきついけれど、それまであまり耳慣れなかった言葉が、唐突に世に出回ることがある。多くは相も変わらず海外からの輸入品だ。正しく新たな潮流は、海を越えてやって来ると信じて止まない方々が、周到に網を張って捕まえるものらしい。

最近だと、アジェンダなんて用語が思い浮かぶ。予定表とか協議事項の意。あるいは、マネタイズ。これは換金。じゃ、そう言えよ。少し前ならファシリテーター、モデレーターとか。司会進行や議長じゃダメなのか?。ややこしいのは、時々、僕自身がそう呼ばれたりすることだ。それ、司会でしょ?と言ったら、真顔で諭されたことがある。おんなじだよ。
サンドイッチのお店で、バンズはどうなさいますか?と問われ、聞き返したら、ブレッドと言うので、敢えてもう一度食い下がったら、パンですと応えたとか。これは「すべらない話」で笑ったネタ。かっこつけたい気持ちは僕にだってあるが、言葉は伝わってこそ。多分、新語の登場が罪なのではなくて、導入の横柄さにあるんだろうな。気をつけませう。

文化が新陳代謝しながら進んでいるのは重々承知。言葉は選んで使いたい。

この国から広まる考えや言葉が出てもいい頃だ。覇権ではなく共感でね。

by 江副 直樹 2017-6-5 11:11