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なぜ魚釣り?

2018.2.25

今年もあと数日で、ヤマメ釣りの解禁。3/1。全国で地域差は多少あるが、ほぼ同じこの佳き日にシーズンが始まる。僕は、いつの間にか齢を重ねて、ついに39年目に突入。今年も初夏まで、悲観と楽観の滑稽な往復を続けるのだ。あ、その後の友釣りも、それは同じか。

10代の終わりに陥った精神の落ち込み、心身の混乱。もがき続けていたあの日あの時、僕は突然釣りがしたくなった。それは衝動。一気にフライフィッシングに辿り着き、北部九州の渓流詣でが始まり、早幾星霜。釣りのために住む場所を選び、仕事にも人生にも多大な影響を与えた魚釣り。たかが魚釣り、されど魚釣り。僕はここで感覚、直観の大切さを知った。
最近話をしたオランダ人アーチストが、人間が自然についてわかっていることなんて、2%だ。と喝破した。本当にそうだと思う。僕は、毎年毎年川に通って、川と魚に翻弄され続けているが、時折得も言われぬ幸福感に包まれる。常に茫洋としているけれど、そこで得るものの大きさときたら、いまだうまく言葉にできない。来週からまた魚たちに会いに行く。

ノーハックルという毛鉤。羽根は、カモのお尻の分泌腺回りの毛を使う。

こんな銀色の太った魚が好き。好みは年々偏り、ヘンタイ的釣り人となった。

永らく使っている英国製フライボックス。傷んだけど愛着は増すばかり。

この経験は、ぜひ我が子にも伝えたい。父がしてやれるのはそれくらいだ。

by 江副 直樹 2018-2-25 22:10